不妊症とは
不妊症とは「生殖年齢の男女が妊娠を希望し、ある一定の期間、性生活を行っているにも関わらず。妊娠が成立しない場合」と定義されています。ある一定の期間とは、1年~3年までの諸説がありますが、一般的には2年といわれています。
不妊症は日本では全夫婦の約10%とされています。ちなみにアメリカは8%、ドイツは10~15%です。
第一子は妊娠したけれども、第二子が妊娠しない場合もあります。
昔は不妊症が女性だけの問題と考えられていましたが、男性が不妊症の可能性もあります。
現在では男性不妊症が30%・女性不妊症が70%とされています。
この内、女性因子としては卵管因子によるものが最も高く、30~40%とされており、ついで排卵因子が10~20%とされています。
頚管因子は約10%、子宮因子もほぼ10%程度とされています。
なお男性および女性の総合検査においても不妊の原因が不明である機能性不妊の頻度は相当に高く、約15%とされています。
不妊症の分類
1)部位別の不妊因子
①外陰・膣因子 膣欠損・膣狭窄・外陰潰瘍・膣腫瘍など
②頚管因子 頚管狭窄・頚管炎・頚管発育不全・位置異常
③子宮因子 子宮筋腫・子宮内膜ポリープ・子宮体癌・子宮内膜症・子宮膣癒着・子宮発育不全・子宮内膜機能不全
④卵管因子 卵管炎・卵管発育不全・子宮内膜症・卵管狭窄・卵管ポリープによる癒着・卵管機能障害
⑤卵巣因子 半陰陽・精巣性女性化症・多膿胞卵巣症候群・卵巣子宮内膜症・卵巣機能不全・卵巣腫瘍
⑥間脳・下垂体因子 先天異常・機能不全・腫瘍
2)機能別の不妊因子
①排卵因子 間脳・下垂体・卵巣系や副腎、甲状腺などの障害、全身性障害(糖尿病・消耗性疾患)
②受精・胚発生因子 排卵された卵の取り込み、精子の輸送などの障害
③着床因子 着床障害の原因となる子宮内膜機能不全・子宮内膜炎・子宮腫瘍・黄体機能不全
④男性不妊症 造精機能障害・精子成熟障害・精子輸送障害
以上のように様々な原因があります。
当院での施術対象になるのは、主に機能不全になります。
たとえば、高温期が短く維持できない場合
内膜が薄く体外受精ができない場合
全体的に体温が低い場合
受精卵のグレードをよくしたい場合
排卵障害
着床障害
特に検査に引っかからないがなかなか妊娠できない
こういった方々にご来院いただき、よい結果を得られています。
○施術としては週一回のペースでご来院いただくことをお勧めしています。
○体外受精を望む方で、鍼灸を併用を望まれる方はなるべく3か月以上前のご来院をお勧めします。
○男性不妊の場合はご夫婦で施術を受けられることをお勧めします。
当院での治療を望まれる方は、まずはお電話でご相談ください。
TEL:06(6745)1754 まで
また、当鍼灸院でよくみうけられるものに
高プロラクチン血症というものがあります。
月経が周期通りに来ている場合には、妊娠に対して問題にはなりにくいですが、月経がなかなか来ない場合には治療が必要になります。 詳しくはこちらへ
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